高等教育を専門とされる栗田先生と,「ネットワーク班の取り組みの裾野をどう広げ,次世代の人材をどう育てていくか」という話題を中心に議論を行いました。
ハッとするご指摘として,「次世代のために学習マップを整備する際には,専門家視点で『これぐらいはみんなわかるはず』と高いハードルを設定してしまいがちなので,学習者の実情もよく把握する必要がある」という主旨のお言葉をいただきました。素朴に臨床実践をがんばっている人を巻き込み,「数理データやネットワークを活用して実践に生かす」という方向に一歩踏み出してもらうにはどうすれば良いだろう…などと,新たな思索のヒントをいただきました。
また,「ネットワーク解析という技術そのものは,学校や企業での人材育成評価にも応用し得る」「既存の教育学より,EdTechの方面にコラボレーションの可能性を見出せるかもしれない」といったご示唆をいただきました。まだ私たちが知らない分野にネットワーク班の活動を面白がってくれる人がいるかもしれないと気づけたのは本当に貴重な体験であり,「様々な場所でネットワーク班のことを語りたい!」「そして,意外な新展開を楽しみたい!」という気持ちに火がつきました。