精神の超高精細ケア
人間同士のコミュニケーションの多種・大量・精密データを用いて精神状態識別やアウトカム予測を可能とし、それを活用してデジタル-人間双方の手段を融合させた高精細のケアを実現しようとする領域を『精神の超高精細ケア』と定義します。
本領域では、高品質の心理療法臨床試験データを用いて、この領域の発展基盤の構築を目指しています。
エキスパート型人工知能技術のアプローチを用いて、心理療法における行為を計算機と人間の双方が理解できる構造化知識を構築します。
A01 オントロジー
心理療法などの医療コミュニケーション場面で生じる言葉(対話やテキスト)の特徴を数量化/可視化します。
A02 自然言語
心理療法における“音”に注目します。機械学習等の人工知能技術を用いてその特徴量を抽出し、心理療法を受ける人の精神的な状態の識別や心理療法の治療効果の予測を試みます。
A03 音響
心理療法の各要素が、どの症状に、どういったプロセスを経て効いていくのか、数理モデルで解明します。
A04 ネットワーク
本領域ネットワーク班の樫原が、今年6月に韓国で開催されたWCCBT2023の参加報告記事を公開致しました。先日公開された体験記①の続編となります。Process-Based Therapyの提唱者の1人であるStefan Hofmann先生のワークショップで樫原が体感した、「PBTのインテーク面接の
今年度末の領域総合成果発表会は、領域成果発表会では初めての現地+オンラインのハイブリッド形式(一般参加可能)での開催を予定しております。これまでの領域の成果の集大成について、またこれからの展望について、より多くの方と議論できる会となるよう準備を進めておりますので、ご期待く