精神の超高精細ケア
人間同士のコミュニケーションの多種・大量・精密データを用いて精神状態識別やアウトカム予測を可能とし、それを活用してデジタル-人間双方の手段を融合させた高精細のケアを実現しようとする領域を『精神の超高精細ケア』と定義します。
本領域では、高品質の心理療法臨床試験データを用いて、この領域の発展基盤の構築を目指しています。
エキスパート型人工知能技術のアプローチを用いて、心理療法における行為を計算機と人間の双方が理解できる構造化知識を構築します。
A01 オントロジー
心理療法などの医療コミュニケーション場面で生じる言葉(対話やテキスト)の特徴を数量化/可視化します。
A02 自然言語
心理療法における“音”に注目します。機械学習等の人工知能技術を用いてその特徴量を抽出し、心理療法を受ける人の精神的な状態の識別や心理療法の治療効果の予測を試みます。
A03 音響
心理療法の各要素が、どの症状に、どういったプロセスを経て効いていくのか、数理モデルで解明します。
A04 ネットワーク
ネットワーク班の樫原が基調講演を行い、武藤崇先生(同志社大学)との対談を行いました。3時間にわたり、Process-Based Therapyについての詳しい解説と、熱い議論が交わされております。無料で視聴できますので、皆さまぜひご覧ください!公開講座20
3月31日(金)に東京大学生産技術研究所の皆様にNCNPにご来訪頂き、意見交換会を行いました。NCNPの施設を紹介すると共に、NCNPの活動について情報共有・意見交換を行い、生産技術研究所の視覚メディア工学領域・デザイン領域と、NCNPの心理学領域とのコラボレーションの可能性について話し合う