去る8月31日，高等教育を専門とされている栗田佳代子先生（東京大学）との研究ミーティングを行いました。ミーティングでは，新メンバーも加わったネットワーク班の研究活動・普及活動について聞いていただくとともに，「様々な活動に時間を取られるなかで，論文執筆などにじっくり取り組む時間をいかに確保するか」といった悩みにも耳を傾けていただきました。
研究活動面では，本研究班の行っている質問紙尺度翻訳プロジェクトについて多くのフィードバックをいただきました。そのおかげで，「複数のステップを踏み，議論の過程も明瞭に示しつつ丁寧に日本語版尺度を作っていく」というプロセスを実行できていることの価値を再認識することができ，尺度翻訳の過程を積極的に情報公開していきたいという気持ちを強くすることができました。
また，様々な活動のバランスをどう取っていくかという話題についても，研究代表者の悩みにじっくり耳を傾けていただきました。その上で，「この研究班のメンバーは，人に伝えていくということに大きな価値を見出しているのが伝わる」というお言葉をいただきましたが，これが今後の大きな指針になるように思いました。論文であったり，手作りのイベントであったり，「人に伝える」性質が強い案件の時間を先に確保していけば，自ずと様々な活動のバランスも整っていくように思えました。
ミーティングの最後には皆すっきりした心持ちになり，「オンライン参加組も現地組もそろった写真を撮ろう！」と四苦八苦した結果全員が半笑いの集合写真が撮れました。今後も，栗田先生も交えて和気あいあいとネットワーク班を運営していきたいと思います！